課題12 外国へ行くのはこれが初めてです。
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課題12 外国へ行くのはこれが初めてです。

 

 

課題12 外国へ行くのはこれが初めてです。


この文のように「何々するのは初めてだ」は決まったスタイルがあって、「これは初めてである → これは(this) 最初の(first) とき(time) である(is)」と言い換えて“This is the first time”が基本の文となり、これでスタートする。

 

そしてこの基本文に付け加えるのが「何々するのは」であり、これは常に不定詞をもって述べることになる。不定詞、つまり toに動詞をつなぐ姿である。そこで次の図式ができる。

 

  This is the first time to <外国へ行く>

 

上記図式でtoは不定詞である以上、それに続いて動詞が来なければならない。その動詞を< >内から求めると「行く」に気づくのである。goである。そこで両者をつないで to goとできる。

 

goと言った以上「何処へ」を付け加えたいのは当然である。上記では「外国へ」であるから to a foreign countryとなる。 漠然と「外国」といっていおり、 特に国を指定しているわけではないので冠詞は aであることが理解できる。

 

        英文1 This is the first time to go to a foreign country.

 

上記の英文では、誰にとっての first timeなのか不明である。それは明かにこれを述べている人である。つまり話者である。「私」である。

 

ということは「私の(my) 最初のとき(first time)」と考えて my first timeとしよう。つまり所有格の myを補ってやればよいということである。

 

      英文2 This is my first time to go to a foreign country.

 

また、「外国へ」というように「へ」を含む語があるので、それを使うと前置詞の toは不要となる。それは abroadである。これは良く見ると動詞を形容していることに気づかれよう。

 

「外国へ」は動詞の「行くgo」にかかっている。つまり動詞を形容していると考えるのである。そのように「動詞を形容する語」を副詞と言うのだ。ご存知かもしれないが、確認しよう。

 

他所では 「行く先を述べているから副詞, 目的を述べているから副詞」 などと教えているらしいが、受講生を混乱させるだけだ。そんなことだから応用が全く利かない結果となる。

 

       英文3 This is my first time to go abroad.

 

次回予告課題13     人は貧困から悪事に走ることもある。
中野幾雄