叩き上げの英語 217
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叩き上げの英語 217

 

これの英訳である、人を待たせたときの決まり文句に (I am) sorry to have kept you waiting. というのがある。

これは丸暗記している人が大へん多いと思うのだが、形容詞 sorry の理由を示すものとして次に to 以下の不定詞がつづくもので、さらにその不定詞の動詞を過去の味「待たせた」にするため have kept という完了形のスタイルをとったものと理解しなければならない。

これを sorry to keep you waiting とすると、その意味は「待たせること」になり、未来の味になってしまう。つまり不定詞の意味を過去にする技術としてこの完了形のスタイルを使うと理解するとよい。  

さらに keep はその使い方としては、必要ならそのあとの名詞につづけてそのキープする内容すなわち「どのような状態にキープするのか」を示す語、つまり形容詞(動詞に ing をつけた現在分詞、および ed をつけた過去分詞)をつける方法がある。これがそれである。

また「但し」という条件は接続詞の but を使うこともできるが、少しレベルを高めて provided that〜 を使うのも良い。

通常この that は省略されることが多い。 このようにして食堂のスペースをいっぱいにして私の英語のクラスはスタートした。  

三ヶ月に渡る私の派遣勤務が満了するはずだった十二月下旬に、私の期待を裏切るように引き続き三ヶ月間の派遣勤務延長命令が私に届いた。