叩き上げの英語 090
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叩き上げの英語 090

 

第3文はその特徴を go ahead と見ることができる。ahead は副詞で「前へ」とか「前方に」という意味であるが、しかしひとたびこれに不定詞がつづくと、その動詞の動作を「かまわないからしなさい」という意味になる。

ゆえに司令官の言った Go ahead to eat at the 601st. は第601メスホールで as you have been (eating) に、つまりあなたが今までそうしてきたように、とってよろしい」という意味であることがわかる。

「~のように」という接続詞の as と完了形の継続の形とを知らなければこの英文の意味はわからないはずである。サージャントというのは階級のことで軍曹を指し、軍隊では一般兵の訓練や教育など全般に渡って面倒を見る中堅幹部である。

第5文の anything と you need との間にはそれらを結びつける関係代名詞の that が省略されている。そして同時に、その関係代名詞は目的格だから省略できることも知らねばならない

関係代名詞にも立派な格があり、その格によって使い方がそれぞれ異なることも知る必要がある。さもなければ、それらを自由に使いこなすことは到底不可能なことである。

英語を学ぶときは日本語の正確な表現も

私がそこにくるまで一人で頑張っていた通訳はたしか多賀某という人であった。青森県の人(a native of Aomori)で大変英語が上手だった。事件が起きる度に外に出て行くので翻訳の仕事がたまる一方で困ってしまうとこぼしていた。