叩きあげの英語 073
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叩きあげの英語 073
2017年11月17日(金)12:02 PM
私は助け舟を出した。いわく「自分の思うことの半分も英語では言えない」と言いたいのでしょう、と。彼はよくぞ言ってくれたとばかりにうなずいた。私はまた言った。「半分というのは half であるというのはだれでも知っている。
しかしそれは名詞でもあり、又副詞でもある、ということになるとそれを知っている者は半分以下に減り、さらにその品詞どおり、まともに作文できる者は皆無に近くなる」
私は英語でまわりの全員にたずねた、Does anyone here know how to use this half as an adverb in this particular case? つまり「ここで(この中で)この場合にハーフを副詞として使う方法をだれか知っていますか」と聞いたわけである。返事がない。
返事がないのは私の質問がわからないのか、あるいは、わかってはいるが、へたに I do と答えた場合、正しく half を使って作文できる、自信がないのか、いずれかである。
私は説明をすることにした。無論日本語でである。通信教育によって得た基本的知識に自分の工夫を加えて、私なりにその構文の方法を編み出していたので、それを披露したまでである。私はつぎのように説明した。
すなわち半分であれ、またたとえn倍であれ、それは量を言っていると気づけば、まず「私は英語をたくさん話せます」とその基本文をつくる。つまり I can speak English. ということになる。そしてこの副詞の much に、どのくらいそうなのかを示すものをつけて行く。