叩き上げの英語 108
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叩き上げの英語 108

 

大変なほめようである。別に私が彼のサービスクラブへとくに彼女を送ったわけでもないが、彼女のよさを表現する意味があってのことなのだろう思った。

sent は sendの過去で、これは他動詞は他動詞でも、少し変わっていて、授与動詞というべきものである。だからその目的語として me と a very good lady という名詞が二つつづいていると理解できなければならない。

そして the best lady という最上級のあとに関係代名詞の that がきている。これはその最上級の形容の範囲を決めるもので、これがないと、その範囲が決まらないから折角の最上級の意味合いもうすれてしまう。

彼らのいうことをよく聞いていると、このように最上級のあとには必ず that〜 とくることに気付く。たとえそれがどういう表現、またはフレーズであれ、自分が見聞したものは、そのままにはせず、文法的に理解しなくてはならない。

それらを自分のものにし、自在に応用を利かそうと思ったらそうする以外にない。それをしないから単なる丸暗記となり、憶えた、忘れたとの間を無意味に往復することになってしまう。  

そしてさらにこの関係代名詞の that には現在完了形がつづいていることもわかり、これは経験を示していることにも当然気ずかなければならない。  

ever はよく「かつて」と訳されているが、これは無理矢理訳せばそうなるということだ。この ever  は経験を強調しているものでそれに対応する日本語はとくにない。  

私の勉強の成果が徐々に表われ始めたのは、このときあたりからではないかと、今にして思えるのである。