叩き上げの英語 093
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叩き上げの英語 093
2018年02月01日(木)1:16 PM
陳述書の中によく出てくるものにたとえば「私はそのGIをもう一度見ればわかります」というのがある。
この「わかる」というのは日常英会話のティピカルな動詞で recognize を想起するが、この文の場合でもその動詞でよいのかと私はそのAPに聞いてみた。
私はこう言ったのである。Is it alright to say that I can recognize the GI if I see him again?これに対して彼は動詞は recognize よりも identify の方がよいと教えてくれた。
彼はつぎのように言った。No, I don’t think so. You had better use “identify” instead of “recognize” in the APIS. ユーベラである。
この頃はもうユーベラは聞き飽きていた。コーヒーの香ばしいかおりがあたりにただよう。電話も鳴らず、今夜は平和に終わりそうだ。窓から入る涼風が虫の音を運んでくる。
私は用意した次の質問をした。それは「私はだれそれと連絡をとった」というのであり、これも当時の私にとって英訳しにくいもののひとつであった。
この連絡という言葉ですぐに私の頭に浮かぶものは「連絡将校」という意味の liaison officer だが、この liaison は「渉外」という意味だから、この「連絡をとる」という意味からは本質的に異なる。
しかしこれを英語で質問するのは何ともむずかしい。英語ではたずねようがないのだ。