叩きあげの英語 045
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叩きあげの英語 045
2017年07月12日(水)3:43 PM
プリはプリティ pretty のことで、本来は女の子やかわいらしいものに対する形容詞だが、形容詞をさらに形容する副詞としてひんぱんにGIたちの間で使われていたもので、現在でもよく耳にする。「それは大変に高価だった」は It was pretty expensive. というに至っては、その本来の「かわいらしい」という意味は完全に失われている。
上死点 upper dead point と下死点の lower dead point も、英単語に大変くわしいそのドライバー氏から聞いておいたので、これまた助かったのである。
今なら接続詞の when 以下の文は、とくに技術的なメカニズムの説明の場合は、その結語動詞は完了形、つまり has reached とすることも心得ているのだが、当時はそこまでは到底至らなかった。接続詞の when を使って文章を二つつなぐだけでも精一杯だった。
A car breaks easily.
モータープールの事務所には電話が二つあった。部隊内だけの内線電話と外線電話である。このときに「内線電話番号」は extension number ということを知った。内線電話が鳴ると隊内通話だから相手はほとんどGIである。
つまり英語の電話ということである。面と向かって話をしているときでさえも、たとえそれがジェスチャーまじりであっても、何を言っているのかわからない場合が多くあるというのに、ましてや声だけがたよりの電話ではなおさらである。