課題文25 二人の言い分を公平に聞いてやらなければだめだ。
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課題文25 二人の言い分を公平に聞いてやらなければだめだ。

 

課題文25 二人の言い分を公平に聞いてやらなければだめだ。

 

この文、主語であるが判然としない。此れは相手に向かっていっているのであることを知れば、主語は当然(あなた)となる。Youである。するとその結語の動詞は「きいてやらなければだめだ」となる。


この時「聞く)と言う動詞は hearもあればlisten もある。この場合は「聞いてやる →注意して聞く」 だから listen toが必要となる。そこで次の図式ができる。


     You listen to <二人の言い分 A><公平に B>

 

上記では「だめだ」が表現されていない。此れは転じて「やらなければならない」というように言い換えたら言うことない。そこで助動詞の must かあるいは Have toを動詞の前におくことになる。

 

そこで have to listen to ~としてやればよい。次のように。

 

   You have to listen to <二人の言い分 A><公平に B>

 

助動詞の mustをつかわないのは、それは強い義務感をあらわすからである。この場合は其れよりも多分に柔らかい意味であり、提案ていどのことであるからhave toを選んだわけである。

 

上記のAであるが、この様な名詞など、あるわけがない。これは「二人が言わなければならないこと」と言い換えたい。このときの「こと」は thingやmatter を思うかもしれないが、これは whatを用いたい。疑問詞の whatではなく、関係代名詞の whatである。

 

これは「物、こと」として使うとよい。そしてその後には 「二人が言わなければならない → the two have to say」 がつづく。the twoで「その二人」の意味がでる。the two personsと言う必要はない。ここで次のようになる。  

 

You have to listen to what the two have to say<公平に B>

 

上記のBであるが、これは「聞かなければならない」の動詞を形容するものであるから副詞ということが分かる。impartiallyである。

 

英文1 

You have to listen to what the two have to say impartially.

 

副詞のimpartiallyは前述したように動詞を形容するものであるから、その置かれる位置としてはそれが形容する動詞の近辺、前か後ろか、にしたい。此処ではその後に置く。

 

英文2 

You have to listen impartially to what the two have to say.

 

次回予告課題文26 そのうち彼の高慢な鼻をくじいてやりたいのだ。

中野幾雄