課題19 私はそのことについて親に言わなかった。それは彼らに余計な心配をかけたくなかったからだ。
ホーム > 課題19 私はそのことについて親に言わなかった。それは彼らに余計な心配をかけたくなかったからだ。

課題19 私はそのことについて親に言わなかった。それは彼らに余計な心配をかけたくなかったからだ。

 

課題19 
私はそのことについて親に言わなかった。それは彼らに余計な心配をかけたくなかったからだ。


   
2個文である。第二文は第一文の理由を述べていることが、その「何々だから」から分かる。つまりこれら両文は互いに因果関係でむすばれているということである。

 

となれば理由を述べている第二文は、したがって接続詞の becauseをもってつなげばよいことが分かる。この様に理由を述べる接続詞はこの because のほかにも sinceもあれば asもあるが、この becauseが最も語勢がつよい。

 

先ず第一文であるが、その主語は「私」である。そしてその結語の動詞は「言わなかった」であるから、多くの人が sayを使ってその否定の didn’t sayとしたがるが、この場合の「言う」は 「告げる、知らせる」 の味わいから tell が望ましい。ここで次の図式ができる。

 

 Ididn’t tell <両親に A><そのことについて B>

 

上記のAであるが、これは他動詞 tellの目的語である。これは正しくは「私の両親」であるから「私の」の myを補って my parentsとする。ここで次のようになる。

 

   Ididn’t tell my parents <そのことについて B>

 

前置詞の「について」はabout が多用される。そこでBは about itとなる。
「そのこと」は軽く「それ」の it で充分だ。そこで次ができる。

 

Ididn’t tell my parents about it because <それは彼らに余計な心配をかけたくなかった>

 

上記< >内であるが、主語として「私」を補う必要がある。するとその結語の動詞は否定でかつ過去形の「欲しなかった」であるから didn’t wantとなる。

 

そしてこの want は他動詞だから続いて目的語が必要になる。それは「心配をかけること、心配させること」だから to worryである。下線部の「こと」から不定詞を思い to worryとしたわけである。

 

またこの worryも他動詞であるからその目的語として「両親」つまり parents であるが、ダブるので代名詞の themとしたい。次のように。

 

Ididn’t tell my parents about it because I didn’t want to worry them
<不必要に>

 

上記の「不必要に」は動詞 worryを形容するもので、従って副詞であることが分かる。unnecessarilyでる。

 

原文では「余計な心配」 と言っているが、英文では「不必要に心配させる」と言い換えるということが、これで分かるのである。

 

英文 
I didn’t tell my parents about it because I didn’t want to worry them 
unnecessarily.

 

次回予告課題20 
余計なものは捨てたらどうだ。私は3年間使わなかったものは処理することにしています。

 

中野幾雄