課題20 余計なものは捨てたらどうだ。私は3年間使わなかったものは処理することにしています。
ホーム > 課題20 余計なものは捨てたらどうだ。私は3年間使わなかったものは処理することにしています。

課題20 余計なものは捨てたらどうだ。私は3年間使わなかったものは処理することにしています。

 

 

課題20 

余計なものは捨てたらどうだ。私は3年間使わなかったものは処理することにしています。

 

先ず第一文である。このように一般に「何々したらどうだ」ときたら英語流では「なぜ あなたは 何々しないのか」と言い換えて表現する。

 

つまり疑問詞の「なぜ」の whyでスタートして、疑問文を構成するというわけである。しかも否定疑問文である。そこで次の図式ができる。

 

Why don’t you <捨てる A> <余計なもの B> ?

 

上記Aは throw awayである。この throwは他動詞なので続いてその目的語が必要だ。それがBである。「余計なもの」はつまり「不必要なもの」であるからunnecessary thingsでいこう。このように複数が妥当であろう。

 

英文(第一文)1 

Why don’t you throw away unnecessary things ?

 

上記英文で下線部 unnecessary thingsは誰が必要としないのかが不明である。相手に向かってこの様に言っているのであるから「余計なもの」は「あなたが必要としないもの」というようにきめ細かく表現したいではないか。

 

これには関係代名詞の力が求められる。「もの」は thingsでよいか、これを形容する「あなたが必要としない」は関係代名詞を必要とする、ということである。

 

そこで例によってキーワードである。“Things だよ 即ちそれらを あなたが必要としないよ”とすれば両者は正しくつながる。そこでその「を」からここに使う関係代名詞の whichは目的語と見立てて which you don’t needとなる。

 

英文(第一文)2 

Why don’t you throw away things which you don’t need ?

 

では第二文「私は3年間使わなかったものは処理することにしています」にいこう。ここで言う「何々することにしている」ときたら英文ではそれにぴったりの語法がある。それは makeを使って“make it a rule to動詞”と言う語順、構成である。

 

この “to動詞”は不定詞である。本文ではこの動詞は「処理する」である。これはdispose ofを使えばよい。そこで次の図式ができる。

 

I make it a rule to dispose of <もの><私が3年間使わなかった>


 
上記図式で「もの」は「ものは何でも」の意味であることを知ればthingsではなく anything としたい。次のように。

 

I make it a rule to dispose of anything<私が3年間使わなかった>


 
上記< >内の下線部は英文では必要なので補ったものである。そしてこれがanythingを形容している。そしてその形容のためにはこれまた関係代名詞が必要となる。キーワードである。

 

「anythingだよ 即ちそれを」とすれば形容の語句と正しくつながることが確認できる。ここに使う関係代名詞 whichは目的語と見立てて anything which I have not usedとなる。「使っていない」はこのように完了形で表さないとならない。ここで次ができる。

 

Imake it a rule to dispose of anything which I have not used <3年間>

 

上記の「3年間」は期間を表すので前置詞は決まって forである。そこで for three yearsとなる。

 

英文(第二文)

I make it a rule to dispose of anything which I have not used for three years.

 

上記の英文は第一第二ともその関係代名詞の whichは前述したように目的語として用いられている。つまり目的格なので省略できることはご存知の通りである。

 

次回課題予告21 外国へ行った時、私は用心のために生水を飲まなかった。

 

中野幾雄